A様邸 ~薪ストーブ設置工事~
愛媛県今治市A様邸 薪ストーブ取替工事
とある建設会社様から一本のお電話があり、
”16年ほど前に、家の建築に伴い薪ストーブも設置をしたのですが、
煙が逆流してきて全く使えず、今までいろんな手を試してきたけれど、
全然良くならず、もう自分たちでは成す術がないのです。
なんとか助けて欲しい・・”と。
数日後、実際に、現場を見させていただきました。
機種は、ヘルゴン社のフランクリン(スペイン製)
薪ストーブは、当社が扱っているアンコールやデファイアントとは全く違い、
とても機密性が悪く、薪も少量しか入らないもので、安全性も不安なものでした。
煙突も当社のNOVA SF断熱二重煙突とは性能が全く違い、
なおかつ横引きされているので、とても煙の引きが悪かったようです。
A様はもともと、薪ストーブで暖を取り、
薪ストーブクッキングも楽しみたいと薪ストーブを設置されたそうで、
このストーブ、この煙突では、それが叶えられないと考え、
煙突と薪ストーブ本体の取替えをご提案させていただきました。
お施主様のA様も、「今度こそ、大変な思いをすることなく、薪ストーブライフを楽しみたい!!」
とのことで、取替え工事を行わせて頂くことになりました。
~Before~ ~After デファイアント(レッド)~
薪ストーブの本体は、バーモントキャスティングスのデファイアントのレッド色。
それに合わせて、煙突も特注で赤色塗装しております。
~工事の模様~
横引きされ、炉壁や躯体に埋め込まれている煙突を
切断していきます。
薪ストーブの脚は、炉台に埋め込まれており、
レンガも置いてあるだけだったので、
当社のタイル屋の窪中さんに、修繕してもらいました。
旧煙突の穴は、工事日に空きがあるので、
簡易の蓋を作成し、塞いでおります。
仕上がりは、後ほど♪
天井に墨出しをして、
丁寧に天井を開口していきます。
鉄筋コンクリート造(RC造)の建物なので、
天井を開口した後、
専用機械でコンクリートに煙突のサイズより少し大きな穴を
慎重に開けていきます。(コア抜き)
コア抜き工事によって少量の水が混じった液状のコンクリートが
部屋に落ちないよう、
専用金具でしっかりと受け止めます。
慎重に、慎重に、コンクリートを開口していきます(コア抜き)。
既存建物へのコア抜き工事には、高度な技術が必要です。
以前、別現場のお施主様が、他の薪ストーブ屋さんに、
屋根や屋上をコア抜きし、煙突をまっすぐ抜いて欲しいと
お願いしたところ出来ないと言われたと、
当社へ依頼があったことがありましたが、
屋根や屋上、天井や床を開口する工事は、
建築技術があるからこそ出来る工事です。
無事に、きれいに抜けました。
コア抜きされた鉄筋コンクリートの厚さは、
断熱材を含み、約20cm。
既存の鉄筋コンクリート造の煙道に
NOVA SF 断熱二重煙突を、専用の固定金具で
しっかりと固定していきます。
無事に取付完了!
頑丈な専用金具で煙突をガッチリ固定しているので、
ビクともしません!
外観も、旧煙道と、新煙突が肩を並べ、
まるで薪ストーブと暖炉が付いているかのようです。
正面から見ると、一本の煙突に見えます☆
そして、既存の横引きされていた煙突の穴には、
おしゃれなお皿を埋め込むのはどうだろうかとご提案すると、
ちょうど飾りたいお皿があるとのことで、
それを既設の煙突のサイズに合うように
下地材を丸く加工し、埋め込みました!
クリスマス柄の素敵なお皿です☆
薪ストーブの本体も運び入れ、炉台の上へ!
残りの煙突を接続して、
ウォーミングシェルフを取付☆
周辺をきれいに掃除し、
全ての薪ストーブ取り付け工事が完了✩
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